色彩メンタルサポート

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  悩み事例集

色彩メンタルサポートで実際に相談に来られた方の事例集です。

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 家族の悩み
●Y子さん 40歳 女性 夫 子二人 将来のことを考えると不安

子供たちはまだ小さくて子育ても大変なのに主人はあまり協力してくれず、 夫や子供、
義父母の面倒をみているだけのただの家政婦のようで、 自分は何のためにいるのか
わからない。

離婚をしたいと思っていますが、これから一人でやっていくには不安があります。

どうしたらいいでしょうか。
Y子さんは離婚を前提に相談にいらしたのですが、心の奥底では今の生活を続けていく
ことはもちろん、離婚をすることさえ諦め気分になっていて、実際に離婚をし第二の
人生を歩む元気も失っていました。

ただ、家族に認めてもらえない寂しさから逃げたくて離婚を考えてしまっていたのです。

そして、本来、人一倍世話好きで、愛する家族に尽くすことに幸せを感じる彼女にとって
大切な家族を喜んで愛せないこともまた、大きなストレスになっていました。

まず初回のカウンセリングでは、彼女の性格を再認識していただき、心の奥底にどのような
不安や不満を持っているかを整理しました。


そして、二回目はご主人と一緒に来て頂きました。

夫婦二人のカウンセリングでは、それぞれが誤解をしていたことがはっきりしました。

Y子さんは「夫は何も言ってくれないし、助けてくれない。もう私のことなんて何とも思って
いない。」と思っていましたが、ご主人は「妻は良くやってくれて有難く思っている。
何も言わなくても、きっと彼女も同じ気持ちで幸せと思っているはずだ。」と思っており、
彼女の不安や不満などは全く感じていませんでした。

ご主人は彼女のことを嫌いになったわけでもなく、仕事が忙しくて会話が少なくなっていた
だけで、本当に彼女のことを愛し、感謝し、将来の家族の幸せを確信していたのです。


お互いの気持ちを知ったお二人には、これからの生活でどのようなことでもいいからお互いに
気がついたことを話し、そして子育ても互いに協力し合うようアドバイスをしました。

例えば、美味しい食事を用意してくれた彼女に「おいしいね、ありがとう。」「片づけを手伝うよ。」
とか疲れて帰ってきたご主人に「お疲れ様。肩揉んであげるわ。」などの声がけを勧めました。

一ヵ月後、嬉しい報告がありました。夫婦間の会話が増え、お互いを認め合いながら優しく
接することが出来るようになり、家が賑やかになり、大変幸せだと。


今回のケースでは、彼女が、ご主人の気持ちを勝手に誤解していただけだと理解したことが
重要でした。

誤解が解けたことで、本来の彼女らしく、素直に自分らしく愛情を注げるようになり、また
ご主人からも優しい言葉をかけられるようになったことで、愛されているという安心感が
得られ、寂しさがなくなりました。


このように、まず、今自分が抱えている一番の問題点を知ることが大切です。そしてY子さんの
ように、性格に合わせた方法で問題点を改善していくことで本人は、無理をする必要もなく、
悩みを解消していくことが出来るのです。

●M子さん 38歳 女性 会社員

夫の仕事がうまくいっていません。妻としてどうしたらよいのでしょう?
今の生活はもちろん将来のことを考えると不安です。
ご主人の仕事がうまくいかず、ご主人から「転職をするかもしれない。」と相談された
M子さんは、夫を支え応援しなくては・・とは思うものの、将来への不安で一杯になって
しまい疲れて帰ってくるご主人の支えになるどころか、不安に耐え切れずにご主人に
当たることさえあって、仲の良いご夫婦だったのにも関わらず口喧嘩の絶えない日々を
送っていました。


しかし、彼女の心の奥底にあった本当の悩みは、夫の仕事や将来に対する不安ではなく
自分自身の将来に対する不安でした。

彼女は、誰もが認める良妻賢母で、妻、母親、嫁としてきちんと役割を果たしてきました。
しかし、どんなに頑張っても誰からも褒められず、家族みんなが彼女は出来て当たり前の
ように思って何も言ってくれないことに不満を溜めて、ご主人とも折り合いが合わず
子供たちからさえ愛されていないのではと感じていました。

そして、自分は家族にとって本当に必要なのか、どういう存在であるのかわからなくなり
将来に不安を感じていたのです。

しかし、家族から褒められるために、良い妻、母親を演じ、愛されるために人の目を気に
しながら優しくしても、それは本当の愛情とは言えません。


彼女は、家族をはじめ周囲の人たちから嫌われたくないという気持ちが強く自分の気持ちを
無視し、周りからどう思われているかばかり気にして行動してきたために不満を溜めていた
だけだったのです。

M子さんは自分の心の奥底の声と向き合った中で、これからもっと素直になろうと思いました。
その後の生活では、家族に言いたいことは言うようにし、疲れている時は休むようにし、
やりたくないことは無理してやらないように心がけました。

現在では、ストレスが減り、無理なく楽しみながら大切な家族との生活が送れるようになって
いるそうです。

きっと、これから転職するご主人の心の支えとなりながら明るい未来へ向って進んでいくことが
出来るでしょう。

●K子さん 女性 離婚し子供と三人暮らし

「父のことが大好きだった子供が、離婚をしたことをきっかけに、あまり学校に行かなくなりました。

高校進学も控えているというのに、学校も行かず、勉強もせず、母親としてどうしたらいいのか、
やはり、父親がいないと駄目なのかと子供の将来に不安です。
彼女は、離婚した罪悪感から自分の方が弱い立場のように感じ、我が子に対してさえもとても気を
使っていました。

お子さんに対し、嫌われないように、優しい母親であるようにと接してきましたが、その分、親として
言わなければならないことも伝えられず、ストレスを溜め、また、お子さんには不満があるようには
見えるのに、それとなく探ってみても何も言ってくれないことにも不安を感じていました。

本音を語らない人には、誰も本音で付き合ってくれません。それは、相手が我が子でも一緒です。

彼女は、子供たちに対し、本音で接しておらず、また、本人はそのことの重要性に全く気付いて
いませんでした。


カウンセリングによって、お子さんに対する自分の接し方のまずさや、愛情と思って必要以上に
気を使っていたことに気付いたことによって彼女は少しずつ、親として子供に言わなければ
ならないことを言うようにし、子供の少しの声の調子の変化にも気が付くようになって、例えどんな
些細なことでも声を掛けたり、一緒の時間を共有するように努力しました。

数週間後、お子さんはK子さんの変化に対し、少しずつ心を開くようになり子供たちの方から、
話をしてくるようにもなりました。

また、これからは父親の分も母親を助け、家族みんなで協力して行こうと大人的な考え方に
変化し、学校にも通うようになりました。

このように、K子さん自身が変わっていくことで、周りにいる家族も変化していくのです。
家族の問題は家族の協力が一番の治療になるのです。

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